天草医療圏におけるICT医療連携「あまくさメディカルネット」について

「あまくさメディカルネット」とは

 設立趣旨
   天草郡市医師会を中心にインターネットを利用し、天草医療圏の医療機関における患者の紹介及び逆紹介を始め、救急医療での画像伝達 (救急患者の画像転送)や診療における病病・病診連携での活用(共通診療患者の画像データ、検査データ、健診を含めた一般診療情報の 共有化)を行い、天草医療圏の医療機関の連携体制を強化し、中核病院の診療体制並びに地域医療の充実と向上を図ることを目的とする。
【あまくさメディカルネット会則より】     

図1
(図1)


 参加医療機関
天草医療圏内の50医療機関(平成26年9月30日現在)に参加頂いています。 今後は「あまくさメディカルネット」により、病病・病診連携の一層の促進が期待されます。 参加医療機関には、「あまくさメディカルネット」のポスターが待合室や診察室に掲示されて います。図2参照
図2
(図2)


 システムの概要
◇救急医療での画像伝達◇
   天草地域医療センター、天草中央総合病院、苓北医師会病院、上天草総合病院、牛深市民病院、河浦病院の医療用画像管理システムを 同一機種に統一してネットワーク接続することで、遠隔でありながら他の病院の画像参照をスムーズに行うことが可能となります。


   このことにより、救急医療の現場で、依頼元病院と受け入れ病院の医師間で同じ画像を参照することで正確な搬送判断ができます。 結果として医師、患者の負担が軽減し、これまで以上に救急医療の質が向上します。


   また、天草地域医療センターと牛深市民病院、河浦病院間は天草市光ケーブルを利用しての専用回線で結ぶことで、高速で安全な 通信が可能となりました。


◇診療における病病・病診連携での活用(地域医療連携システム)◇
   ・CT、MRI、内視鏡、超音波等の諸検査を依頼元病院から天草地域医療センター、天草中央総合病院、上天草総合病院に予約できる。 24時間365日いつでも予約を取ることができるようになり患者、医師の利便性が向上しました。 さらに天草地域医療センターでは、紹介元病院には画像データ・結果がネット上で返信されます。このことにより精細な画像データや結果が各医療機関 でもリアルタイムに利用でき診療能力が向上します。


   ・天草地域医療センターでは、画像データ(CT、MRI、内視鏡、超音波、血管造影等)や診療内容 (血液データ、処方データ、診療情報提供書等の電子 カルテ情報)が紹介元病院でも日常診療に自由に利用できるようになります。このことで患者に切れ目のない医療を提供することが可能となります。




システム担当:放射線部 緒方隆昭

 (参考)報告と紹介について

平成28年2月14日

医療・保険・福祉連携学会(熊本市)   分科会にて紹介

平成27年8月29日

富士フィル医療ICTセミナー2015(名古屋市)   セミナーにて紹介

平成26年10月31日

第53回全国自治体病院学会(宮崎市)   ランチョンセミナーにて紹介

平成26年9月20日

第56回全日本病院学会(福岡市)   ランチョンセミナーにて紹介

平成26年8月2日

第46回九州地域医師会立共同利用施設連絡協議会(別府市)にて報告

 (参考)新聞記事のご紹介
平成26年10月2日 熊本日日新聞朝刊に「あまくさメディカルネット」が紹介されました。
記事

 (参考)新聞記事のご紹介
平成27年4月1日 熊本日日新聞朝刊に「あまくさメディカルネット」に関する記事が紹介されました。
記事

 (参考)新聞記事のご紹介
平成27年7月20日 九州医事新報(平成27.7.20)に「あまくさメディカルネット」に関する原田和則院長のインタビュー記事が掲載されました。
  記事

 (参考)雑誌掲載のご紹介
「熊本経済12月号」2014、Vol402に「あまくさメディカルネット」関連記事が紹介
されました。
  「熊本経済12月号」記事

 (参考)雑誌掲載のご紹介
月刊誌「新医療4月号」2015、Vol484に「あまくさメディカルネット」関連記事が紹介
されました。
  「新医療4月号」記事



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