感染防止対策室
部門紹介
医療安全対策室の感染防止対策部門は、2012年に発足され、2024年10月より病院長直轄の組織として感染防止対策室となりました。院内外の患者さんや地域住民の皆さんにより良い生活を送っていただくために、地域施設、保健所などと連携・協同し、感染対策の活動を行っています。令和6年度より第1種協力指定医療機関として、新型インフルエンザ等感染症もしくは指定感染症の患者さん、または新興感染症の所見がある方を入院させ、必要な医療を提供しています。
感染対策チーム(ICT: Infection Control Team)
院内の感染症発生状況を把握し、職員への指導や管理を実践し、患者さんや職員、訪問するすべての人を感染から守り、安全な医療環境を提供できるよう活動しています。医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・事務職員で構成され、毎週ICTミーティングを開催しています。
抗菌薬適正使用支援チーム(AST: Antimicribial Stewardship Team)
薬剤耐性菌の問題は、国内だけでなく全世界でも問題となっており、薬剤耐性菌感染症による死亡者数も年々増加しています。薬剤耐性菌の発生は、抗菌薬の不適切な使用や長期間投与などが要因となっており、ACTは抗菌薬の適正使用のために活動しています。医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師で構成され、毎週ASTミーティングを開催しています。
スタッフ
医師
- 永吉 靖央
循環器科 / ICD(院内感染管理者) - 野中 俊彦
小児科 - 宮川 展和
代謝内科
看護師
- 山本 直美
看護師長、感染制御部門専従看護師、CNIC(感染管理認定看護師) - 三田 由美子
感染制御部門専従看護師、CNIC(感染管理認定看護師)
薬剤師
- 草積 里恵子
薬局長
臨床検査技師
- 磯﨑 将博
技師長、ICMT(感染制御認定臨床微生物検査技師) - 松下 久美子
ICMT(感染制御認定臨床微生物検査技師)
事務
- 大崎 仁也
医事課係長
院内活動
2023年
-
教育: 新入職者研修「手指衛生について、抗菌薬と感染症届出の記入方法、看護部新入職研修「手洗い方法、手指衛生のタイミング、標準予防策 演習含む」、看護学生感染対策研修(市立看護学校、天草准看学校)、全職員対象感染症にかかわる研修(年2回開催)、委託業者(吉田産業)「日頃からの感染対策」「手指衛生と個人防護用具の着脱について」
- 感染症対応: 耐性菌検出患者の把握と対応、COVID-19クラスター対応、その他感染症患者及び職員への対応、針刺し事例の把握と対応 他
- サーベイランス: デバイス関連サーベイランス(CLABSI、CAUTI、VAE)、JANISサーベイランス事業参加(全入院患者部門、SSI部門、検査部門)、J-SIPHE 抗菌薬使用・手指消毒サーベイランス
- 院内コンサルテーション: 1,147件
- ワクチン接種: コロナウイルスワクチン(職員・地域住民)、インフルエンザワクチン(職員)、HBsワクチン・MRワクチン(対象者のみ)
- ICTミーティング: 毎週火曜日15:30〜
- 院内巡視: 入院部門(火曜日)中央部門や事務系部門(月1回)、チェックリストを用いた巡視を実施
- ASTミーティング: 毎週木曜日15:30〜
院外活動
2023年
- 地域連携合同カンファレンス(年4回開催)
- 天草地域感染症患者搬送訓練(連携施設、天草保健所、天草広域連合消防本部、合同訓練)
- 加算1施設 相互ラウンド: 訪問 / くまもと県北病院 受入 / 熊本市民病院
- 加算2施設ラウンド: 訪問先 / 天草第一病院
- 加算3施設ラウンド: 訪問先 / 天草慈恵病院・新和病院
- 外来感染対策向上加算取得施設とのラウンド: 訪問先 / 中邑医院・松本内科眼科
- その他の施設訪問: はまゆう療育園(陽性者への感染対策、ゾーニングに関する相談)
- 院外教育: 天草ロータリークラブ「感染対策について」、糖尿病市民講座「誰にでもできる感染対策」、葬儀社 大佛堂「COVID-19患者死亡の搬送・葬儀・火葬について」
- 院外コンサルテーション: 16件
- 学会発表(第37回天草郡市医師会医学会)
- 熊本CNIC実践報告会参加: 山本・三田(現地、WEB参加)