外科・消化器外科
特徴
当科では、食道・胃・大腸・肝胆膵領域を中心とした消化器外科診療に加え、ヘルニアや気胸などの一般外科、外傷や急性腹症をはじめとする救急外科まで、幅広い外科診療を行っております。近年は年間300〜400件程度の手術を施行しており、2025年度も同程度の手術件数を維持しております。
当院は熊本県指定がん診療連携拠点病院として、地域における消化器がん診療の役割を担っています。胃癌・大腸癌・膵癌を中心に、患者さんの病状や全身状態に応じた外科治療を行っております。
また、患者さんの身体的負担軽減と早期回復を目的として、平成26年度より腹腔鏡下手術を導入しました。腹腔鏡下手術は、創部が小さく、術後疼痛の軽減や早期離床・早期回復が期待できる治療法です。悪性疾患では胃癌・大腸癌を中心に、良性疾患では胆石症、虫垂炎、ヘルニア、癒着性イレウス、膵腫瘍など、多くの症例に対して鏡視下手術を行っています。2025年度には全手術の80.3%を鏡視下で施行しており、緊急手術においても77.2%を鏡視下で行っています。
救急診療にも力を入れており、消化管穿孔、腸閉塞、胆嚢炎などの急性腹症や外傷症例に対して、24時間体制で対応しています。緊急症例においても、患者さんの状態に応じて可能な限り低侵襲治療を検討しています。
がん診療では外科治療に加え、抗癌薬治療や緩和医療にも積極的に取り組んでいます。外来棟2階には外来化学療法室を整備しており、安心して治療を受けていただける環境づくりに努めています。薬物療法においても、標準治療に基づいた専門的医療を地域で受けられる体制整備を行っています。
高齢患者さんの多い地域特性を踏まえ、併存疾患や生活背景も含めて総合的に評価し、それぞれの患者さんに適した治療選択を心がけています。一方で、仕事や家庭を抱えながら治療に向き合う壮年期の患者さんに対しても、可能な限り地域内で診療を継続できるよう努めています。必要に応じて高度医療機関とも連携しながら、地域で安心して治療を受けられる体制づくりを進めています。
当院は開放型病院として、地域医療機関との連携を重視しています。患者さんに適切な医療を提供できるよう、紹介元医療機関との円滑な情報共有と連携体制の維持に努めています。また、隔月1回、消化器症例検討会(臨床病理カンファレンス)を開催しており、地域の先生方との学術的交流も行っています。
院内では毎週月曜日に抗癌薬治療症例カンファレンス、木曜日には消化器内科との合同カンファレンスを開催し、内視鏡治療症例、手術症例、入院患者さんについて検討を行っています。外科医のみならず、消化器内科、看護師、薬剤師、リハビリスタッフなど多職種で連携し、より良い診療につなげています。
担当医表
医師紹介
院長 / 外科
吉仲 一郎
よしなか いちろう
資格
日本外科学会専門医 / 日本消化器外科学会認定医 / 日本消化器内視鏡学会指導医、専門医 / 日本消化器病学会専門医
天草地域健診センター長 / 外科
髙田 登
たかた のぼる
資格
日本外科学会指導医、専門医 / 日本消化器外科学会指導医、専門医 / 日本消化器内視鏡学会指導医、専門医 / 日本消化器病学会指導医、専門医 / 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医 / 日本がん治療認定医機構がん治療認定医、暫定教育医 / マンモグラフィ読影認定医
外科
黒田 大介
くろだ だいすけ
資格
日本外科学会専門医 / 日本消化器外科学会専門医 / 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医 / 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
外科
原 淑大
はら よしひろ
資格
日本外科学会専門医 / 日本消化器外科学会専門医 / 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医 / 日本消化器病学会専門医 / 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
外科
光浦 智証
みつうら ちしょう
資格
日本外科学会専門医 / 日本消化器外科学会専門医 / 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医 / 日本消化器病学会専門医 / 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
外科
髙田 一登
たかた かずと