熊本県地域医療拠点病院
熊本県地域医療拠点病院としての役割
当院は、県内の15箇所の拠点病院の一つとして2019年3月27日付け、地域医療拠点病院に指定されました。医師の偏在解消等に向け、熊本県と熊本大学病院、熊本県医師会ならびに地域の拠点病院が連携構築を推進するものです。今後、熊本大学病院からネットワーク構想推進医が派遣され、当院を核として天草圏域の病院、診療所との効果的かつ円滑な連携を図ります。具体的な取り組み、役割は以下のとおりとなります。
- 紹介患者に対する医療提供および天草圏域全体における医療供体制の充実
- へき地診療所への医師派遣等による地域かかりつけ医の支援
- 地域の研修医・専攻医への教育および病院・診療所の医師への研修等
圏域内の医療機関等が相互に連携し、医師派遣や人材育成等を行う新たなネットワーク構築を目的とするもので、地域住民が安心・安定的な医療を享受できる体制づくりを目指します。
熊本県地域医療連携ネットワーク構想
現状・課題
- 本県の人口は減少傾向にある一方、75歳以上人口は2040年まで上昇し、医療需要も併せて増大
- 労働環境の不安や医師の専門医志向の高まりから、地域勤務を敬遠する医師が増加するおそれ
- このままでは、10年後の地域医療を支える若手・中堅医師の確保が困難
医療連携構築のための取り組み
- 限られた医療資源を有効活用する
- 地域の医療機関同士で医師の相互支援を行う体制を構築
地域の医療提供体制の充実(イメージ図)
得られる効果
- 病院・診療所等における安定した医療提供体制の維持、圏域全体における医療提供体制の充実
- 地域完結型の専門医療提供体制の構築
- 地域医療拠点病院での研修等による病院・診療所の医師のスキルアップ