医療チーム
摂食嚥下支援チーム
摂食嚥下支援チームは、総合診療科医師・言語聴覚士・管理栄養士・摂食・嚥下障害看護認定看護師を中心に、何らかの疾患や加齢により「食べること・飲み込むこと」が困難になった患者さんのサポートをするため活動しています。より詳しい検査が必要な場合は、嚥下造影検査を行っています。それぞれの専門性を発揮し、それぞれの患者さんにあった訓練・食事内容・食事の際の注意点など情報提供し、かかわるスタッフへの指導も行っています。患者さんが一日でも早く「食べる喜び」を取り戻していただけるよう努力していきます。
緩和ケアチーム
緩和ケアとは、がんに限らず、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者さんとその家族に対して、身体面だけでなく様々な問題を早期に発見し、対処(治療・処置)することによって、苦しみを予防し、和らげることです。できるだけ早期から関わり、最期までその人らしい生き方ができるように、チーム(医師・看護師・薬剤師・栄養士・社会福祉士)で関わっていきたいと思っています。
褥瘡対策チーム

褥瘡対策チームは、毎週水曜日14時から回診を行っています。褥瘡は、院内外で対策が進んでおり、院内での発生数また持ち込み数ともに減少しています。しかし、重症度が高い患者さんには発生することもあり、早期発見・早期対応ができるよう多職種チームで介入を行っています。また、褥瘡予防のための栄養管理・除圧・スキンケアなども適切に行われるよう関わっています。
糖尿病療養チーム
糖尿病治療の進歩に伴い、治療方法は多岐にわたり、チーム医療が重要になっています。病棟では毎週水曜日14時からカンファレンスを行い、その後回診を行っています。外来では、診察の前後で糖尿病療養指導士、管理栄養士が指導をしています。私たちは、糖尿病治療にチームで取り組んでいます。
栄養サポートチーム
当院では、病気やケガ、嚥下機能の低下、癌化学療法の副作用等のために栄養障害を生じている患者さん、または栄養障害を生じるリスクの高い患者さんに対して、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士及び臨床検査技師からなるチームを編成し、栄養状態の改善の取り組みを行っています。また、褥瘡対策チーム、摂食嚥下支援チーム、緩和ケアチームなどと連携した活動を行っています。
栄養サポートチームの歩み
- 平成16年: NST立ち上げ
- 平成17年11月: 日本静脈経腸栄養学会認定 NST稼動施設
- 平成18年9月: 日本栄養療法推進協議会認定 NST稼動施設
当院NSTメンバーは、NST専門療法士および栄養療法に関わる一定の教育を修了したスタッフで構成されています。
活動内容
NST回診・カンファレンス
回診は毎週1回行っています。回診日以外でも随時、相談に応じています。回診前のカンファレンスでは、患者さんの栄養内容の確認(食事・経管栄養・輸液)、栄養状態の評価、前回の栄養管理プランの見直しを行い、回診後のカンファレンスで栄養管理プランを立てています。