センター速報


平成25年5月13日

尿素呼気試験検査測定開始のお知らせ

   平素より当センタ-をご利用いただき、誠に有難うございます。

このたび、尿素呼気試験検査を熊本市医師会検査センタ-にて測定開始いたします。

つきましては、現在報告日数が4~5日かかっていましたが、2日後報告となります。

   緊急の場合は、FAXで当日報告が可能となります。


   【センター受託開始日】 平成25年5月15日(水)受託分より


項目名 実施料 検査法 基準値
判断料
尿素呼気試験 70点 赤外分光法 2.5未満
150点
(微生物)

   【臨床的意義】

   ピロリ菌が持つウレア-ゼという酵素により、胃の中の尿素を分解してアンモニアと二酸化

炭素を生成します。尿素の分解により、アンモニアと同時に生じた二酸化炭素は、速やかに

吸収され、血液から肺に移行し呼気中に炭酸ガスとして排出されます。この原理を利用して、

検査薬(13CO2-尿素)を服用しピロリ菌に感染している場合、尿素が分解される為呼気に13CO2

が多く検出されます。また感染していない場合は、13CO2の呼気排出はほとんどおこりません。

   尿素呼気試験は、感度、特異性において優れており、内服と呼気排出という簡便で非侵襲的

な検査法で、ピロリ菌感染の診断や除菌効果の判定に有用です。

天草地域医療センター 検査部

0969-24-4111 内線160

0969-24-4165(直通)