平成25年3月7日


会員  各位

LAMP法によるマイコプラズマ核酸同定検査のお知らせ

謹啓

   早春の候、先生方におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

平素より当センター検査業務につきまして温かいご理解、ご支援を賜り心から感謝申

し上げます。

   さて、当センターでは平成24年11月よりLAMP法の導入によりマイコプラズマ

核酸同定検査を実施していますが、平成25年2月の日本小児科学会において「急性

期の小児マイコプラズマ肺炎の確定診断には、肺炎マイコプラズマ核酸同定検査

(LAMP法)を実施することが望ましい」との考え方が示されました。

   ポイントとして1~6の内容がありますので、下記に記載します。

今後とも、先生方の深いご理解と温かいご支援をお願い致しますと共に、迅速で確

かな検査を実施してまいりますので、更なるご利用を賜りますよう宜しくお願い申し

上げます。

謹白

1.急性期の血清抗体価陽性のみでは、肺炎マイコプラズマ感染症の診断が困難な場合も

  多いため、急性期の確定診断には、肺炎マイコプラズマ核酸同定検査(LAMP法)を実施

  することが望ましい。

2.マイコプラズマ肺炎治療の第一選択薬に、マクロライド系薬が推奨される。

3.マクロライド系薬の効果は投与後2~3日以内の解熱で概ね評価できる。

4.マクロライド系薬が無効の肺炎には、使用する必要があると判断される場合は、トスフロ

  キサシンあるいはテトラサイクリン系薬の投与を考慮する。ただし、8歳未満には、テトラ

  サイクリン系薬剤は原則禁忌である。

5.これらの抗菌薬の投与期間は、それぞれの薬剤で推奨されている期間を遵守する。

6.重篤な肺炎症例には、ステロイドの全身投与が考慮される。ただし、安易なステロイド

  投与は控えるべきである。

以上

*  1~6の詳細説明はインターネット

     日本小児科学会(http://www.jpeds.or.jp/saisin-j.html)でご確認ください。

*  検査部からの「お知らせ」は、天草地域医療センター>検査センターホームページ

     で確認できますので是非ご覧ください。

ご不明な点がございましたら、当センター検査部までご連絡お願い致します。

(社)天草郡市医師会立

天草地域医療センター 検査部

TEL  0969-24-4165

FAX  0969-23-4496