地域包括ケア病棟のご案内
地域包括ケア病棟(4階北病棟)のご案内
重症、急性期治療後の入院医療の長期化や日常生活動作・活動(ADL)の回復の遅れ等に対応するため、入院医療の他、在宅や介護施設等への復帰に向けた医療ならびに支援も行う「地域包括ケア病棟」を平成29年7月より開設しました。
地域包括ケア病棟について
一般的に急性期病院では、重症や急性期の治療のための重点的な入院医療ののち、早期に退院・転院していただくこととなりますが、急性期治療後の入院医療の長期化や日常生活動作・活動(ADL)の回復・リハビリテーションの継続など、もうしばらくの入院医療が必要な患者さんも多いです。このような患者さんのために当該病棟を導入し、出来るだけ在宅や介護施設などに移行し、安心して退院できるよう支援するものです。ここでは急性期の治療も行いますが、心身が回復するよう医師や看護師、リハビリテーション科のスタッフ、医療ソーシャルワーカー等により、在宅復帰に向けての治療・支援なども行っていきます。
対象となる患者さんについて
急病の患者さんへ迅速な治療(骨折や各種手術後、肺炎等)を行った後も、退院を目指したリハビリテーションが必要な方やもう少し治療や経過観察が必要になる方、また軽・中等症の急性疾患の緊急入院や、糖尿病教育入院等の予定入院が必要な方を対象としています。
その他、レスパイト入院(自宅で療養中の方を介護しているご家族等の都合で、一時的に入院をしていただくこと)に関するご相談も、医療・福祉連携室にて随時受け付けています。
地域包括ケア病棟へ移動していただく場合は、主治医の判断を原則とさせていただき移動をお願いすることとなります。
※入院期間は状態により異なりますが、地域包括ケア病棟に入棟後、通算60日が限度となります。
入院費用について
入院費用の計算方法は定額制(1日あたり)で、入院基本料、投薬料、簡単な処置料、検査料、画像診断、リハビリ等の費用が包括されます(手術や麻酔等、一部は包括対象外)。
※差額ベッド、病衣、テレビ、おむつ代等、保険診療対象外の費用は含まれません。